■ワイワイ談義 7―里山ウオーク道の整備  木野和也さん(旧3年6組)


いよいよ紅葉の季節。一三会の皆さんの中でもストックをもってトレイルやウオーキングに親しまれている方もおられると思います。
小生もその中の一人ですが、ちょっと違うのは地元安土の里山の整備をする「杜づくり隊」に属しているのです。
夏の暑い時期はまいりますが、この季節から3月までは活動の季節になります。3年ほど前から地元安土の古墳跡や観音寺城や景清道(悪兵衛平景清:平家物語の扇の的に出てくる武将:多くの伝説を持つ)の整備をしてきています。
化石燃料が使われ、昭和30年後半には、地元の人々は山に入らなくなりなり、里山は荒れました。本来なら、20年周期で里山の木々は新旧が入れ替わるのですが放置され、松枯れ、楢枯れが発生し荒れてしまいました。古老に聞きますと「山は人が入れば入るほど近寄ってきて、離れれば離れるほど荒れる」とのこと。その言葉と子供時代に遊んだ山々の里山道を「杜づくり隊」の有志で少しずつ整備してきました。焼け石に水ですが、毎年継続した気の長い活動が求められます。山道を歩きやすいように、仲間と2〜3時間、草刈りに汗を流します。写真のような活動をしています。草刈り機を担いで、20分〜30分歩いて場所について活動します。こうした活動は、道楽ともいえます。

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 整備前                                             整備後

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 今企画中なのが、日本百名城の一つ「観音寺城跡の高石垣」が,木々や竹に覆われて見えなくなっているので、有志を中心に、地元企業や団体に呼びかけて整備作業です。写真にあるような佐々木六角の御屋形跡の石垣です。11月から5〜6回活動し、3月には 大学教授に現地で講話をしてもらう計画です。みなさんには、写真でも紹介できたらと思っています。

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 この石垣は約500年前のもの。

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こんな状態がどのように整備できるか楽しみです。