◆感想文 01  「湖猫,波を奔る」の紹介   木野和也 会長(旧3年6組)

2012年8月5日(日)13:00,近江八幡市駅前のホテルでサイン&ランチ会が一三会の実行委員会のメンバーでありました。
それは,(サンライズ出版)の出版記念。
著者は「弟子吉治カ」。現在 岐阜県各務原市在住の加藤吉治カ。旧姓は,宮川吉治カ。
生徒会副会長のあの「宮チャン」です。
このサイン会は,事務局長の鈴木宗嗣くんの発案で実現しました。それぞれメンバーは,宮チャンにサインをしてもらいました。私は,三冊購入しました。一つは,我がボス,冨士谷英正(市長),もう一冊は,谷和彦(東近江市副市長)です。
沢田ケンチャンから,「一三会の会長として,西村仁司君にメールを出して,宮チャンの本の推薦でも書いてあげなよ」と言われた。
<読後の独語>
まず,こういった本は,なかなか本屋にあっても手にしない。何かきっかけがないとダメ。その点,高校の同学年であったことは大きな購入動機になる。
次に,話題が,宇宙科学時間の琵琶湖のことだが,滋賀県の地名と歴史,風土がいっぱい出てくる。大津の坂本や三井寺,浜大津。高月,湖北,長浜など。中心は,竹生島。
勿論,彦根も舞台として出てくる。高校は「彦根城高校」「近江経済大学」など。
さらに,昭和30年代の話題にも事欠かない。懐かしさで友人の面影が浮かぶ。
なぜ浮かぶかというと,文体が,滋賀県の方言がふんだんに出てくる故。特に「奈須先生」という人物の会話は,湖北弁まるだし。師匠の上岡龍太郎氏の解説にあるように「映像的な文章」も魅力の一つ。女性達の名前は,元カノジョかな。
宮川君が「河内の風穴」や「西野水道」「琵琶湖疎水」などに興味を持ったのは,中部日本放送に勤務しての知識だろうか,すごく博学,勉強になる。そういえば,東高校の時には,自転車で「河内の風穴」や「琵琶湖一周」などに友人と行けた。部活動では,夜間も活動でき「テンヤモン」を注文して夜食したこともあった。学校側には内緒でも出来たことを思いだした。彦根城も学生手帳を見せたら入れた。今から考えるとおおらかな時代だったのだろうか。
おっと脱線した。
圧巻は,第四章の展開。うまいなあ。漢文の時間,カンチュウ先生から「起承転結」を耳にタコができるほど聞かされた。今,私は市行政の一端をかじって「まちづくり」「里山づくり」「伝統文化や地域文化づくり」を仕事としている。参考にさせてもらうことがふんだんにある。特に,「長浜の空の色を見ながら仕事せなあかん。湖北には湖北の空気がある」という課長の一言なんてしびれる。
ということで,推薦文にはならないけれど,一週間以内に読み切れた。なかなかこうしたジャンルの本は読み慣れていないのだが,今回は楽しみながら読めた。でも実態は,少しあきると閉じて,宮チャンどうしてこんなすごいこと書いたのかという尊敬のまなざしでまた,本を開いて読んだというのが本音。
読後感は,宮チャンのさわやかな青春時代の一ページを想像した。
みなさん,買って,読みましょう。

<追伸>
そうそう一三会の5年に一度の同窓会は,この8月5日の会で,2014年に開催しようと決定されました。
(2012年8月15日)