■季節,話題の写真 447
◆大阪・関西万博見聞録(6回目) 2025.06.27 その1 イタリア編
今回も訪れたパビリオンを順に紹介する
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以下,その2にて
- ベルギー・パビリオン
- イギリス・パビリオン
- ポーランド・パビリオン
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今回は,人気絶大のイタリア・パビリオンに入館することを目的として出かけた。
9時からの入場予約で,丁度9時頃に着く。既に入場は始まっており,列に並ぶこと,約30分,9時30分に東ゲートを入った。
目指すイタリア・パビリオンは西ゲートに近く,歩いて約30分ほど掛かり,イタリア・パビリオンの入場列は大屋根リングの下に
長々と何重にも列ができていた。最後尾のプラカードは待ち時間2時間以上の表示(これ以上の表示は無いようである)10時に並んだので,噂で入場には3時間は掛かると聞いていたので,正午は過ぎ,13時以降になる覚悟で列に並んだ。
日陰で,風通しも良く,並ぶ環境は良かったが,何重もの列はなかなか進まない。
廻りは3,4人のグループや夫婦,恋人同士など様々だが,一人で並んでいる人は余り見掛けなかった。簡易椅子など準備して
並んでいる人が目立ったが,私は一人立ちながら待ち続けた。2カ月前の予約で,カナダ・パビリオンを11時に当選していたが,これは諦めた。7日前予約や空き枠予約も全く取れず,
並んでいる間に当日予約で,ポーランド・パビリオンを18:50で上手く獲得できた。
大屋根リングに並ぶ列が進むにつれ,イタリア・パビリオンが見え隠れするが,なかなか近づかない
やっとのことで,大屋根リングの先頭まで。時刻は14:30,ここまで4時間半掛かった。
途中,トイレに1回行った以外,持ってきたお茶を飲みながらずっと立ち続けた。(足は棒状態で,リュックを取るのに屈むのもやっと・・・)
これだけ長時間待ち続けた経験は一度もないイタリアを象徴するモニュメント
■サンエルモ これはナポリのラツィオ州Castel Snt’Elmo[サンエルモ城]にて、ティレニア海を背後にして丘に立つモニュメント・・・
ミンモ・パラディーノ(Mimmo Paladino:1948-)彫刻家、画家、版画家。2010年製作,アルミ鋳造。入り口に案内されると,後はスムーズに進めた
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「コロッセオ」を模した構造に,イタリアの工芸品が展示されている
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管内に入ると先ず,映像が流れガイドが始まる
映像1(動画) 紹介の映像で最後にスクリーンだった扉が開き,いよいよ芸術品が現れる
「伊東マンショの肖像」 ルネッサンス期のヨーロッパに派遣された日本初の外交使節団の団長
◆「ファルネーゼのアトラス」 古代ローマ時代の大理石の彫刻(紀元前2世紀)
高さ2mの彫刻で,ギリシャ神話の巨人アトラスが天球を支える姿(ナポリ博物館 所蔵)
いつまでも見ていられる迫力ある彫刻,これが2000年以上前のものとは
◆キリストの復活 ミケランジェロの隠れた秀作 若々しいキリストが右手で力強く十字架を掲げている
イタリア中央部ラツイオ州の州都ローマ郊外にある教会が所蔵
◆キリストの埋葬 バロック絵画の巨匠カラヴァッジョの代表作 バチカン美術館 所蔵
劇的な明暗法(キアロスクーロ)で描かれた人物の表情や姿勢がリアルで,まるでその場にいるかのような臨場感
隣の部屋から「ファルネーゼのアトラス」を,その上には飛行機が
(大正時代に「ローマー東京間飛行」を成し遂げた木製飛行機の骨格が復元)
石の声〜ピヌッチョ・ショーラの奏でる石 触れたりなでたりすることで自然の音を奏でる実演が行われていた
◆レオナルド・ダ・ヴィンチの素描 ダビンチのノート2枚が展示,発明品のスケッチ
鑑賞には1列に並んで,数秒の間に撮影,なかなか上手く撮れない(上図はピンぼけなので,ネットから拝借)
サルデーニヤ島で発見された古代ヌーゲラ文明の彫像「モンテ・プラマの巨人達」
出口の3階は庭園になっていた
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イタリア・パビリオンの前に置かれた石像 サルデニーヤ島で発見された石像?
今回の万博は,イタリア・パビリオンを制覇できただけで,十分に満足できるものだった。
イタリアのみで,他のパビリオンはその2で紹介
(2025.06.27 西村
PENTAX K10D レンズ SMC DA 18-270mm& スマホ Galaxy S22 にて撮影)
今回もスマホの撮影のみ