■一三会ワイワイ川床談義 木野和也さん(旧3年6組)
この4月に50周年記念同窓会を1年前倒して、桜の季節に実施した。このことの記録はこのHPでご覧になった方も多いと聞く。実行委員会のIT局長の配慮で、参加者の名前まで調べていただいた。なにせ、半世紀ぶりの方も参加され、かつての紅顔の少年・少女達でその面影を残しているのは奇跡に近い。
しかし、あの懐かしいクラス対抗の歌合戦では、一気に声は若返った。
それから、3ヶ月。6月15日に実行委員会・準備委員会を開催して会計報告と今後の対応を話し合った。このこともIT局長の手で、HPに更新されている。
さて、その会の折りに、会員の親睦と生き甲斐に、もっともっとHPを活性化させるために準備委員会がもっと「投稿」しようということに決まった。
こうした会は、堀川高校横の「沢田商店」にて毎回開催していただき、沢田夫妻にご迷惑をかけているが、そのご厚意に甘えている状況。
<加茂川の川床へ>
なんと堀川・蛸薬師から、元気な老人は、宴会場まで歩くことにした。5名。湿度・気温も低めのこの夕刻、堀川通りの並木道をゆっくりと歩く。やはり京都の町並みは風情がある。会話は、かつて勤務した会社や大学の話。今の趣味の山歩きやゴルフ、商いなどの世間話。なぜか家族の話がでてこない。 6:00に桂小五郎の相方の「幾松」の隣の会場に。打ち水をした路地を奥に入ると入口には竹と和紙の「行灯風の照明」。飲む前に「手洗い」に入る。入るときはスライド式の「引き戸」。殿方の木の扉は、ドア式。障子のように引いても開かない。用を済ませ、会場に、すでに全員がお揃い。川床の十畳大の座敷には八割程の客が座っておられた。暑くもなく、加茂の河原の風を肌に感じて良い気分。冷たいビールとウーロン茶・ノンアルコールビールなどが和服のお姐さんによって配られて、「乾杯」。この風景も、HPに掲載されて雰囲気はわかっていただけるだろう。
そこからは、無礼講。
話題は限りなく連想ゲームのように飛び交う。その一こま(書いたら限りない)
・ 俺さあ、此の会に来るときは、早めに来て「お東さん」に参ってくるんだ。
・ そうか、私も門徒だが「西さん」や。最近、寺世話を勤めて寺デビュー。蓮如にこっている。お寺の維持も庫裡の修理が大変で、年金生活なのにどんどんお金がいる。
・ それにしてもこの年になると「医療」「福祉」「介護」のことが大変。
・ そうそう、医療でも「終末医療」の問題は国全体の問題だな。胃瘻なんてのは考えもんだな。生き方と言えば、老齢になって枯れていく「平穏死」が望ましいね。
・ 平穏といえば、Yくん今はどうしているのだろうか。音信不通とのことだが・・。
・ Oなんかも、体を壊しているよ。先日 Bと飲んだよ。
・ 評論では「内田樹」、時代小説は「宇江佐真理」。吉ちゃん、本を出してよ。
・ このように、一献傾けて何気ない会話が飛び交う絆の楽しさの時間はあっとの二時間半。次回は、木野六商店=「復活・提灯屋」を写真入りで送ります。木野和也