■一三会ワイワイ談義 (2) 薫風の6月 木野和也さん(旧3年6組)
自然の力は「青葉」と「雑草」にあり。里山をウオークする者の心が青葉で洗われる。雑草は、わずか数日で主人の目をかすめて茂る。枯れつつある者にはうらやましい季節である。(我々の青春時代ってそうだったのだろう)
さて、ワイワイ談義は、一三会のHPを少しでも多くの同窓生に覗いてもらうために委員が率先垂範で投稿しようと言うことで始めた記念誌版。
第一回は、「川床」での様子をお知らせした。その時、某君から「高校時代の裏話ならおもしろいで」とゴシップ紙まがいのことを私語いた。確かに「人の不幸は蜜の味」の箴言のごとく広まるであろう。これは禁じ手。
そこで、私のことを少々。お世話になっている沢田健二君は、学生時代のことと進路、就職の節目と商売の経緯、併せて時代背景を書いて,自分の過去の過ごし方を思い出させてくれた。私は、40年近く教育に関わってこられた。しかし、平成21年市町村合併の事象で選挙に出て、中学校の生徒会長選挙以来、初めての「選挙演説」をした。落選して落ち込んでいる時、狂言と写真に凝っているK君が、前回の1月3日の同窓会に誘ってくれた。その時、奥野会長が勇退。その後釜に突如会長に指名された。その後の実行委員会では「とりあえずの会長」ということで認められ今日まできている。今年桜の咲く4月に同窓会を開催。実行委員会の努力で成功裏に終えることができた。
実は、私は、3月末に公務を辞任して隠居稼業。いずれくる「隠居」という立場。人生のエスカレーター(上りか下りか?)を降りて、自分の足で自分の時間を自分の意志で決定できるという贅沢な立場に放り込まれる。同窓生の中にはもうすでに先輩の方々もいると思う。それまでは「粗大ゴミ、朝出しても、夜戻る」とか「粗大ゴミ、まだ使えるよ リサイクル」なんて川柳で詠われている熟年男性の存在。しかし、この存在は誰も教えてくれない「自由の権利」。困った・・・困った。「隠居学」「老いのレッスン」「老楽学」等読みあさる。そこで始めたのが、我が家の家業の提灯屋。すでに父は亡くなって17年目。しかし、仕事をして倒れたので道具はすべて揃っている。無いのは「腕」(技術)。
今、3代目木野六商店として「店長」でぼちぼちやっている。
注文は、ぼちぼち。皆さん安くしておきます。