■季節,話題の写真 43
◆淀川河川公園背割堤地区(京都八幡)(2012年)桜の名所100選
この背割堤地区は八幡市の北辺に位置し,府道・京都守口線(旧国道1号)の御幸橋(ごこうばし)の下流,木津川,宇治川(淀川)を分ける細長い堤防のことです。この堤は明治の始め,木津川の付け替え工事に伴ってできた淀川右岸堤防の一部でした。
明治30年から宇治川の改修が始まり,日露戦争による中断があったものの,明治43年に完成し,現在の姿となって「背割堤」(せわりてい)と呼ばれるようになりました。また木津川と宇治川が交流する堤の先端は,剣の先のような形をしていることから,地元では「剣先」とも呼ばれています。
背割堤は,昭和50年代初めまで松並木で,別名「山城の橋立」とも呼ばれ,時代劇などにも馬が疾走する背景などにも使われてきました。その松並木も害虫被害に遭って枯れる木が多くなり,昭和53年3月,当時の建設省によって桜(ソメイヨシノ)250本のほか,ハナミズキ52本が植えられました。
桜の名所として,多くのテレビ・ラジオや情報誌に取り上げられ,平成21年度では,約27万人の観光客が訪れました。特に,1.4Kmにも及ぶ堤の両側に植栽された桜は,「ピンク色のトンネル」をつくり,その中を行く感動は何物にも例えようがない世界が広がります。
以上,「八幡桜まつり」 紹介チラシより
水の流れが少ない木津川
御幸橋から,背割堤を望む。後方の山は天王山。
満開の桜が圧巻です!!
入り口に看板が立て掛けてあるだけで,入場は無料です
バックの川は宇治川,川辺に桜が映える。青緑(川)と薄紅色(桜)のコントラストがきれい!!
タイルで舗装された桜のトンネル道が1.4Km続く。人通りの少ないところを見計らってシャッターを切っています。
こちらは宇治川沿いで,こちら側を歩く人はまばら。
先端近くになると人が少なくなる。堤の先で,木津川,宇治川(淀川),桂川の3つの川が合流して,淀川となる。
木津川沿いには,ビニールシートを拡げて昼食をとったりする人で賑わっている。遊歩道を元へ(御幸橋に)戻る。
満開の桜が押し寄せる様は一度は来てみたい人気No.1スポット。
左手に僅かに見える曲がりくねった遊歩道がついている。
アクセス:京阪電車 八幡市駅(急行が停車しなくなった)下車,北へ徒歩約10分。近くに石清水八幡宮がある。
(2012.04.13 西村 PENTAX K10D にて撮影)