■季節,話題の写真 118
◆妙心寺(大法院・退蔵院)の紅葉(2015年)
嵐電北野線の妙心寺駅から(約10分)又はJR嵯峨野線花園駅(約7分)から行ける。山内は非常に広く,数々(46)の塔頭がある。
●大法院 (秋の特別公開)
妙心寺にある多くの塔頭の一つ。通常は非公開で,秋の特別公開で入ることができた。大法院は信州の松代藩主であった真田信之(真田幸村の兄)の菩提寺。
ここまで足を伸ばす人は少なく,落ち着いたところで,赤い毛氈が敷かれた客殿でお菓子と抹茶が振る舞われ,狭い庭だがゆったりと観賞できた。この庭は「露地庭園」と云われ,茶室に付随する庭のこと。
●退蔵院
妙心寺の46もの塔頭,その中でも600年以上前に建立された山内屈指の古刹。(春の枝垂れ桜(季節の写真No.70)も人気がある)
国宝 瓢鮎図(ひょうねんず) 日本最古の水墨画(如拙筆)
小さな瓢箪で大きなナマズを如何に捕らえるか,と云う禅問答。図上に京都五山の高僧31人の賛(回答)がある。(「鮎」(あゆ)はナマズの意)
以下,余香苑(昭和の名園 池泉回遊式庭園)の紅葉
瓢鮎図にちなんだひょうたん池の周りの紅葉が丁度見頃を迎えていた。平日,三時半を過ぎていたので,ひっそりと人影が殆ど無く(年配の老夫婦一組のみ),じっくりと観賞できた。
(2015.11.16 西村 PENTAX K10D レンズ SMC DA 18-270mm にて撮影)