■季節,話題の写真 166
◆養源院の紅葉(2016年)
淀殿が小谷城で自刃した父,浅井長政を供養するため,豊臣秀吉に願って創建。火災で焼失するが,淀殿の妹であるお江:崇源院(徳川秀忠の正室)により再興。本堂は,関ヶ原の戦いの前哨戦,伏見城の戦いで鳥居元忠以下1000人余りが城を死守して自刃した廊下の板の間を血痕が残る血天井として移築供養したもの。養源院の名称は,浅井長政の法号に因む。
場所は,京都七条,三十三間堂の東側。昨年も訪れたが,今回は中に入り,杉戸絵の実物をじっくり味わうと共に血天井も解説入りで観察した。(但し,写真撮影は禁止)
徳川の葵の紋の幕が掲げられている。中には豊臣(五七桐),徳川(葵)の両者の紋章がある。
入り口から門を振り返る。
以下,俵屋宗達の杉戸絵と襖絵(写真撮影は不可のため,絵はがきより借用)
「唐獅子図」
「白象図」
「波に麒麟図」
「金地着色松図」(襖絵)
(2016.11.24 西村 PENTAX K10D レンズ SMC DA 18-270mm にて撮影)