■季節,話題の写真 222
◆白龍園(京都 鞍馬・二ノ瀬)の紅葉(2018年)
紅葉シーズンはどこも人だかりで混雑しているが,ここ「白龍園」は1日100人限定で,当日出町柳駅でしか発売されない。一度行ってみたいと思いつつも,なかなかチャンスがなく,京都の紅葉の名所も殆ど訪れたので,朝早く,9時過ぎに出町柳駅に着き,未だ切符が残っているかと尋ねると,運良く未だ少し残っていたので購入,すぐさま次の電車に乗って,鞍馬の二つほど手前の二ノ瀬で降り,10分ほど歩くと,白龍園に着いた。開園が10:00〜12:30とのことで,丁度5分前に到着した。
この庭園は京都洛北の鞍馬街道沿いにあり,長らく一般に公開はされることなく,2012年秋から,1日限定100人と云う条件付きで一般公開されている。お寺でも,神社でもない子供服メーカの青野株式会社が所有する庭園で,創業者が約50年前に開かれ,山の整地や石組み,あずまやの建設など,すべて社員家族で手掛けられた苔がきれいな素晴らしい庭園である。
苔が一面を覆い,飛び石が敷かれ,気を抜くと苔を踏みそうになるほど,手入れが行き届いた庭園で,庭師が常に手入れをされており,苔を保存するにも1日100人に限定されているのは良く理解できる。もちろん,今のところ日本人ばかりである。外国人を拒絶しているのでは無いようだが,叡山電車の1日フリー切符と合わせて,2300円とやや高いが,それに十分値する庭園であった。
すぐ側を叡山電車が走っている。二ノ瀬駅と市原駅の間に有名な「もみじのトンネル」がある。
車窓より「もみじのトンネル」を撮る
(2018.11.27 西村 PENTAX K10D レンズ SMC DA 18-270mm にて撮影)
最後に,「白龍園」のパンフレットを示す