■季節,話題の写真 248
◆美山の紅葉(2019年)
天橋立,伊根の帰りに美山に立ち寄った。夕暮れが早いと云われており,午後3時から約1時間,ボランティアガイドさんの案内で集落を巡った。
かやぶきの数は有名な白川郷(岐阜県),大内宿(福島県)に次いで3番目。ここ「北」集落は50軒中38軒がかやぶき屋根。
美山の駐車場。100台が留められる駐車場だが,この日は10台余り。連休などは大混雑とのこと。
駐車場よりかやぶきの里を望む(スマホでの撮影)
手前の黄色い畑はそばの収穫後。(これもスマホでの撮影)
紅葉した山裾に靄が立ち込めている
かやぶきの里の入り口。平成5年(1993)に重要伝統的建造物保存地区に選定。
ガイドさんが放水銃の中を開けて見せてくれました。
ここ北山型のかやぶき屋根の特長は,
- 入母屋造
- 板壁,建具は板戸
- 千木(ちぎ 縦棒)と雪割り(横棒)を乗せる
屋根のてっぺんに「千木(ちぎ)」と呼ばれる棒が乗っていて,このバッテン型の数で部屋数を示す。
5個の場合(この集落の大半)は部屋が4部屋あるということ。
屋根を全面葺き替えするには800万円ほど掛かると云われている。
破風は煙出しの役割をしていて,その上に家紋が記してある。
太陽が顔を出し,山の紅葉が映え出す
紅葉が苔生したかやぶき屋根に映える
放水銃がいたる所にある(年2回一斉放水 5月と12月 次回は12/2の予定)
落葉の紅葉が道一面に敷き詰められている
数少ないバスも運行されている
北集落で多い苗字は「中野」さん。次が「勝山」さん。同じ苗字が多いので,屋号・家号(やごう)も使われている。
北集落の詳細は,「集落の教科書」にあります。
5年前(2014)の春,桜の頃に一度訪れている(季節の写真 86)
(2019.11.28 西村 PENTAX K10D レンズ SMC DA 18-270mm, スマホGalaxy S8 にて撮影)