■季節,話題の写真 254
◆月ヶ瀬梅渓の梅(2020年)
梅の名勝地として,関西では有名な月ヶ瀬梅渓を訪れた。名前はよく聞くが,なかなか足を伸ばす機会が無く,一度は行ってみたいと思ってはいたが,そのタイミングが無かった。今年は暖冬の影響で咲き始めが早いとはいえ,情報では,未だ5分咲きとのことだったが,満開の人混みを避けるには,少し早めの方がよかろうと,車で出掛けた。
木津川の奥の方で,家から約90分ほど掛かったが,道路の混雑もなく,また人出も,少し早いためか少なく,駐車場も100台以上入るスペースに10数台で,梅林を眺めながらの山道の散策も十分満喫することができた。(約13,000本の梅が栽培)
初めて知ったが,日本政府が最初に指定した名勝地の一つだそうである。(1922年(大正11年),他に奈良公園,兼六園)
月ヶ瀬資料館前の高台より
名勝月瀬梅林の石柱が梅林の入り口に立ってある。ここから緩やかな坂道が続く
月ヶ瀬湖(五月川 別名名張川) 高山ダムで堰き止められている
いろいろな品種が植えられた広場になっている
蝋梅(ロウバイ)の黄色も見られる
詳しい歴史はよく知らないが,現在の月ヶ瀬梅渓は五月川の渓谷沿いにあり,1969年に完成した高山ダムで旧の名勝地の月ヶ瀬梅林の一部が水没したそうである。水没する梅林を高台に移植したのが,現在梅林として散策できるところである。
(2020.02.28 西村 PENTAX K10D レンズ SMC DA 18-270mmにて撮影)