■澤田建二 50周年の特別作品展(2019.03 29・30・31)
澤田建二君(旧3年4組)が家業を継がれて,50周年を迎えられ,その記念に展示会を開催されました。
〜創作きもの その真髄を求めて〜
澤田建二 50周年の特別作品展
と き:平成31年3月29日(金)・30日(土)・31日(日) 3日間
ところ:「旧三井家下鴨別邸」(重要文化財) 2階 貸切
2階座敷に展示された作品
右は2階居室に展示された袋帯
【1日目】
熱心に話を聞く野村和雄君と小倉幸夫君
関東から駆け付けた久木寿男君
袋帯は芸術品 刺繍がしてあるように見えるが(私もそう思っていた),総て織り糸(縦糸と横糸)で織り込まれている
作り手が居なく作成不可になってしまった超高級品
左より,私(西村),一人おいて,古川進一君,澤田君
古川進一君と日夏香林君 袋帯を熱心に観察
向和彦君も来場されたが,シャッターチャンスを逃してしまった
【2日目】
木野和也君
帯を凝視する木野君 右の中央 木野君,他は知らない来客
北村均君
西岡史恵さん,西岡さんの娘さん,宇野蓉子さん
【3日目】
坪田保雄君
川島幸之助君
鈴木宗嗣君と川島幸之助君
坪田保雄君と鈴木宗嗣君
川島,坪田両君も帯の解説に聞き入っていた
【お茶席】30日,31日の2日間
三斎流茶道教室の先生始め社中の方々が来場者にお茶の接待をされていた。
3日間で200名を超える招待客が来られ大盛況で,特に着物とあって女性客が多く,且つその半数が着物で来場されるという,京都ならではの光景でした。作品の豪華さは,芸術品を見るようで,食い入るように凝視する人も多くおられました。
京都は西陣織に代表される着物文化が今なお残っているところですが,ご存じのように着物離れがどんどん進んでいる。多くの工程を必要とする西陣織の袋帯などは,各々の工程が専業化されており,家業を引き継ぐ人が居なく,廃業される工程も出てきており,そこがボトルネックとなり,全体が成り立たないことも起こっているのが実情のようです。
なお,「旧三井家下鴨別邸」の風景は,別途,季節の写真のコーナーにあります。
(2019.03.29〜31 西村 PENTAX K10D レンズ SMC DA 18-270mm にて撮影)