■「彦根城石垣伝説殺人事件(全編)」 澤田盛夫(旧3年2組) 2023.10.26
同窓会当日,掲載の依頼を受け,メールが届きました。
本日は同窓会お疲れ様でした。
久々に皆の顔が見え一安心。この年齢になると各々一段落し穏やかな顔になり人生というかそう言ったものに満足そうに見えた様に感じました。
私も大学を出て仕事に就きもう少し若い頃は『生涯現役』と突っ走って来ましたが(仕事はそんなに嫌いじゃなかった)目が悪くなり、肩こりが
激しく首が固まり頭痛もする職業病なのでしょうこれじゃヤバいと設計の仕事から引退、六十五歳で退職。会社を辞めて二ヶ月間はこんな天国が
あるのだろうかと好き勝手に過ごしましたがふと俺はボケるのじゃないだろうかと不安が頭を過りました。一念発起、四十代の頃、余暇でミステリーを
読み漁っていましたが天邪鬼な性格からマイナーな作品を好んで読んでいましたが結構いい加減な作品があるんです。ミステリー全盛の時代でしたから。
そこで自分なりに今までの知識だけで一作品書き上げ、やはり資料を揃えないとと二作品目を完成しました。結構本を読み漁りました。最初の作品が五年、
二作品目が四年かけて完成しました。五十五歳の時に一度くらい馬鹿をやっても良いだろうと二作目を自費出版、その作品が『卑弥呼の鏡の謎殺人事件』
しかし、出版社が倒産しそこで小説を書くのを中断、仕事の余暇は健康も兼ねあちこちウォーキングに嵌りました。その後、また少しずつアイデアが浮かび細々と
ミステリーを書いていました、定年後、22世紀アートの担当者が国会図書館で私の作品『卑弥呼の鏡の謎殺人事件』を読み面白いから電子書籍として出さないかと
提案があり、一部変更し題名も『卑弥呼の鏡連続殺人事件』に替え出版しました。その担当者が結構親身になり話しを聞いてくれていたので、出来上がっていたニ昨比
『完全なる誘拐 君住む街角』『石田三成埋蔵金殺人事件』(前話が前編、後話が後編)も電子書籍として出版依頼したのですが担当者が退社し、その後出版まで
少しごたごたし次の作品は出版を止めました。止めた作品が『彦根城石垣伝説殺人事件』です。実はこの作品は私の処女作を下地にしています。ネタは渡辺守順先生
(さんま先生)から高校時代に聞いた彦根城の石垣にお地蔵さんが掘られているという話しを思い出して書き始めたのがミステリーに嵌った最初でした。
彦根東高校は彦根第一高校として出てきます。書き直した時に私の地元の高宮城悲話も追加しました。気楽に読んで頂ければ幸いです。
添付 彦根城石垣伝説殺人事件(全編)
追記 2023.10.31
これまで三作作品を完成し22世紀アートより電子書籍として出版しましたが各作品の簡単なあらすじも追記します。
『卑弥呼の鏡連続殺人事件』あらすじ
京都の古道具屋の店頭に卑弥呼の鏡と呼ばれている三角縁神獣鏡が十五万円の値札で置かれていた。足利産業が『若き科学者の育成』と
銘打ってカール・セーガンの講演会を催すことになる。担当になった北畠誠二は記念品として卑弥呼の鏡を考えるが犬山の古物商に二十五万円
で先を越される。K大で同期でK大で邪馬台国研究の権威である浅倉圭一郎の助手の十河孝彦に古物商の連絡先を調べて貰うが、十河は
野洲町の銅鐸博物館で教授に異論を唱える講演を行い破門されていた。十河は実家にいたが古物商の連絡先を調べ北畠に連絡した。
古物商の持っていた鏡の資料を同業の古物商が友人であるT大学の馬淵教授に送ったところその鏡はレプリカではなく本物の三角縁神獣鏡と
判定を受ける。二十五万だった鏡が五千万の値打ちのある鏡になった。そして、小牧の宇都宮神社で古物商は殺害され鏡が持ち去られる。
愛知県警捜査一課の大鳥居俊介と基村岳夫が捜査に乗り出す。しかし、その鏡を追って北畠誠二が可児市で殺害され、またその鏡を追って
K大学浅倉教授室の助教授が彦根城の堀で殺害される。
北畠誠二はカールセーガンへの記念品として三角縁神獣鏡が駄目な場合、銅鐸を考えていた。その意思を北畠の同期である十河孝彦、宇喜多勉、
浅井和也が引継ぎ野洲の銅鐸博物館で銅鐸を鋳込むことになる。鋳込みの材料の破片から犯人が浮かび上がるが・・・。果たして犯人は・・・。鏡の真贋は・・・。
『完全なる誘拐 君住む街角』
可児東高校の四人、花戸翔、引津千里、城寺久可、光貢は文芸演劇部に所属している。四人は伊良井理沙に憧れ部に入った。その部には
安藤樹里もいた。四人は『MFLの会』を作り誰かが理沙を射止めた時点で会を解散すると決めた。文芸部六人の名前がオードリーヘップバーンの
映画『マイフィアレディ』に準じているところから『MFLの会』と名付けた。
花戸翔は推理作家に、引津千里は大東新聞の編集主任に、城寺久可はルポライターに、光貢は関東テレビのディレクターになっていたが全員独身。伊良井理沙は
京呉服の卸問屋、江摺の専務、江摺隼人と結婚していたが会社府が倒産し離婚、長女、真仁がいるが心臓病が発覚、治療は心臓移植しかない。費用が
一億五千万必要である。貢は関東テレビの人気番組『ドキュメント・心』で『緊急ドキュメント・幼い命を救え』の番組で募金を募る。
年商一千五百億の暮子総業の専務、暮子宗史の息子、史英がポーター便の道理徹により誘拐される。愛知県警・大鳥居俊介が捜査に乗り出す。
身代金のやり取りで俊介の機転により犯人グループの一人を特定する。しかし、犯人グループは直ぐに史英を宗史の父で社長の大史の元に戻した。俊介は
犯人グループと大史の間で取引があったと確信する。電話連絡員四人を確保し捜査を続けるが主犯格は不明。
城寺久可は事件に興味を持ち名古屋に飛ぶ。そこで電話連絡員の中に安藤樹里が入って要るのを知る。俊介は久可がMFLの会の話をしたことから
犯人グループの名前が映画『マイフィアレディ』に準じている事を知り四人に興味を持つ。貢は募金の送り主の名前の中に誘拐犯の主犯格の道理徹の封筒を
見つけ封筒から指紋を検出した。その指紋は四人の仲間のうちの一人のものであった。果たして主犯格は・・・。
主犯格が捕まらないまま伊良井理沙は真仁と一緒にアメリカに治療に飛び、花戸翔はバー『ディーバ』のホステス、裕美とヨーロッパに飛び発つ。
『石田三成埋蔵金殺人事件 島左近の謎』
花戸翔が極秘で帰国する。暮子総業の社長職を息子に譲り会長職になった暮子大史は昔の夢であった豊臣秀吉の埋蔵金の調査を考え、花戸翔を
相棒に任命し、翔は多田銀山に飛ぶ。翔は多田銀山の埋蔵金は半分は使用されあと半分は何処かに移動されたと判断し調査を終え大阪城と彦根城を
見てから東京へ帰ろうとした。
犬山城の下を流れる木曽川で彦根女子大の土岐一平が殺害される。愛知県警の大鳥居俊介が捜査に乗り出す。花戸翔は彦根城を見に米原駅で
新幹線を下りると大学時代の友人、峰屋に会う。峰屋は翔に石田三成の埋蔵金の暗号文の解読を依頼する。
きみあおきさこんひとりさりぬすへ
またゆめをうしなひししかしわかゆめやとおく
かのうことのゆめすてにみさるに
たたしかたすをのめはなおありきあしたまいる
わかこゆめかありねかいせんねんのよかあらんことを
さこん
この暗号文にのっとって調査を進めて行くうちに新たな殺人が…。翔はこの暗号文を解いて暮子大史に報告できるか…。
翔が見極めた埋蔵金の場所は…。そこには島左近の影が…。
今も新作に挑戦中です。ここ二週間ほど壁にぶつかり進んでいません。手が止まるとひと月や二月ほど止まることもあります。
今がその状態。今度のテーマは『ヒトラー』。安倍前総理が銃弾に倒れましたが、その二ヶ月ほど前に作品の中で山並総理が銃弾に倒れる
プロローグは書き始め、その事件で手が止まりり、何とか再開していますがなかなか筆が進みません。
上記三作品は『22世紀アート』と作品名で検索することができます。『卑弥呼の鏡連続殺人事件』は本と電子小説、
『完全なる誘拐 君住む街角』『石田三成埋蔵金殺人事件 島左近の謎』の二作品は電子小説として出版しています。
購入方法などに関しては私もよく分かっていません。アマゾンか22世紀アートに確認して下さい。