■大阪万博再び
大阪で万博が再び見られる機会がありそうである。日本が大阪招致を目指す2025年国際博覧会(万博)の開催国決定が1年後に迫っている。EXPO’70から55年振りの開催になる。
候補のPRでは,テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」,開催予定地は「舞洲」,想定入場者数 約2800万人,経済効果 約2兆円,開催期間 5月3日〜11月3日の185日間である。現在立候補している他の国は,フランス,ロシア,アゼルバイジャンである。近年の万博開催都市は2000年ハノーバー(ドイツ),2005年愛知(日本),2010年上海(中国),2015年ミラノ(イタリア),2020年予定ドバイ(UAE)である。
思い起こすと,大学を卒業した2年目,社員寮での生活を大阪でしていたので,万博会場へは1時間足らずで行けたので,何度となく(10数回)行った記憶がある。入社間もなくで,休みは暇だったし,既にカメラの趣味を持っていたので,これ幸いと出掛けたものだった。会社の職場の懇親兼ねて,会社終えて夜間の部で見に行ったこともあり。また,寮の同僚とも,会場のガイド嬢を目当てに出掛けたものだった。「月の石」などは開始当時から長蛇の列で,2,3時間待ちという有様だった。
また,一度は両親が滋賀から出てきて,一日中パビリオンを見回ったこともあった。とにかく,人が多く,人気のパビリオンは1,2時間待ちと云うのが当たり前で,事前に調べ空いているような,且つこのような機会にしか見られないパビリオンを選択しながら廻ったように記憶している。
たまたま,過去の写真を整理していて,記念すべき写真がでてきたので,紹介する。それは,万博も終わりに近づいた1日の入場者数が最高の83万余人入った9月5日(土)(9月13日まで開催)に,実はその入場者の一人だった私は,太陽の塔を望めるタワーから撮った1枚の写真がある。それが次のものである。
これは記念すべき写真で,終了時間まで居たため,出口に出るのに1時間以上掛かると云う混雑振りだった記憶が鮮明にある。
その他にも,撮った写真がかなり色褪せているので,見苦しいものもあるが懐かしいものである。これを見られた方も,50年近く前の記憶を思い起こされるのではなかろうか?では,約50年前にタイムスリップ。
入場チケット 800円
太陽の塔と入場門から入ったところ
万博タワーからの全景
松下館
七重塔
繊維館
各館に素敵なガイド嬢(当時のミニスカート)が居て,それを目当てに何度も通ったものである。隣のカットは寮に一緒にいた友人。
美人揃いで,盗み撮りではなく,了解(会話をするのも楽しみで)を得て撮ったものである。
スイス館
ソ連館
夜景も絵になるスポットが多かった
皆さんも少しは記憶を呼び覚ましたのではありませんか?或いは,もう全く記憶にないという方もおられよう。
2025年と云うとまだまだ先のことで,元気でいてまた見に行ける保証は無いが,是非もう一度大阪で万博が開かれ,現地に赴いてあの感動を再び味わえることを願う次第である。
[Reported by H.Nishimura 2017.11.26]
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